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編集部より
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かわごし 靴と足の話 Vol.5

かわごし 靴と足の話 Vol.5

靴へのこだわりや選び方・足についてお話いたします
かわごし 靴と足の話 Vol.5 「かわごし 靴と足の話 Vol.5」

第5回【靴の製法、種類について】

皆さまごきげんよう!
本日は靴の構造を判りやすく説明したいと思います。

もともとは「単なる素人」だった私は、靴修理業界に入ってから靴の勉強を始めました。
「靴の勉強」と言っても、修理屋として、バラして直して組み立てて、と繰り返しているうちに市販の靴がどんな構造かだんだん判って、その手順を組み合わせたら、いつの間にか靴が作れるぐらいになってたんです。

そして、その後に知り合った正統派(笑)の同業者さんや靴職人さんたちと交流するようになり、後付けでいろいろな正しい知識を得ることができました。

手を動かすのが先で、お勉強(知識)は後から。
そんな感じで、私がバラしながら得た知識を皆さまにお伝えしようと思います。

まずは一つ用語を。
「アッパー」とは足を包む部分。
その名の通り、上の部分ですね。
覚えておきましょう。

靴はそのアッパーと底を縫ってあるか、縫ってないかで大きく二種類に分かれます。

注意点として、どの製法も底に通気性はありません。(詳しくは次号で)

縫ってない靴は「セメント製法」と呼ばれるいわゆる接着剤(セメント)でアッパーと底材をくっつけてあるモノです。
マニアに言わせれば、「縫ってない靴は靴じゃない」とまで言う方もおられます。

セメント製法は、とても簡単な構造で接着剤の性能頼りなところがあるので、劣化したら剥がれてきます。

近年、接着剤の性能がとても良いので、メーカーでもこの製法を採用してるとこがたくさんあります。
と言うか、殆どのスニーカーや婦人靴はコレです。
アッパーと底を縫いつけてるモノはごく僅か。

紳士靴で言うと例えば、フェラガモやバリーなど。
アカンとまでは言いませんが、耐用年数では劣ると思います。

セメント製法の利点は「返り」が良い事。
そして軽量な事。
製造コストが安いので価格も安い。

アッパーと底材を縫うと糸でビシッと締まるので底が曲がりにくくなります。
体重の軽い人などは特に関節の曲がりを妨げる事になり、なかなか馴染まない事もあります。

「底を縫ってある靴」は、じっくり足に馴染ませると言う醍醐味もあるのですが、軽快さではセメント製法に軍配が上がります。

※セメント製法の靴の例です。<br>底が薄いので本来はパーティ用で外を歩く用途ではありません。<br>製法上、べったりと接着されているので底に通気性はありません。

※セメント製法の靴の例です。
底が薄いので本来はパーティ用で外を歩く用途ではありません。
製法上、べったりと接着されているので底に通気性はありません。

※外で歩く場合は必ずハーフソールを貼ることをお勧めします。

※外で歩く場合は必ずハーフソールを貼ることをお勧めします。

あなたの靴は縫ってありますか? 縫ってないですか?

◆次回は引き続き、靴の構造「縫ってある靴について」です。お楽しみに!!
※10月31日掲載の Vol.6へ


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↑タイでムエタイ修行時代の写真

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川越 一之 (かわごし かずゆき)

1969年8月1日京都生まれ、B型

ハーゲンダッツ京都河原町店の店長を突然辞め、北海道・タイ等を放浪・・・・・・・
タイではムエタイを修行。
身体のバランスを司る「親指の付け根」の重要性を知る。
タイ滞在中、偶然に出会った日本人の溶接職人の影響を受け『手に職』を強く意識することとなる。

■1996年10月、靴修理チェーン「クイックサービス」入社。枚方ビオルネ店勤務を経て独立。
■2001年9月1日『靴修理かわごし』を設立。
■2013年10月  牧野に移転オープン。
※現在は枚方市牧野で営業中。

特技:ムエタイ・コーヒー豆焙煎
趣味:アウトドア全般・料理全般・モノ作り全般

靴専門誌「LAST」11号「厳選・全国のシューケアショップ」特集  掲載
朝日新聞 2013年10月24日「靴修理の合間に絶品コーヒーを」掲載

K-CAT「お得でっせ」出演
毎日放送「ポテトなじかん」出演
関西テレビ「隣の人間国宝」出演・認定

その他メディア出演  FMひらかた・ぱどマガジンなど
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