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かわごし 靴と足の話 Vol.7

かわごし 靴と足の話 Vol.7

靴へのこだわりや選び方・足についてお話いたします
かわごし 靴と足の話 Vol.7 「かわごし 靴と足の話 Vol.7」

第7回【通気性について】

皆さまごきげんよう!
本日はいわゆる「通気性」についてお話します。

「革底には通気性がある」と表現されますね。
でも、これまでのお話でも度々「革底には通気性はアリマセン」と書いてきました。

前号で画像も併せて構造を大まかにでもご理解いただけたかと思います。
靴はアッパーの機能と底の機能は独立したものであると言うことです。

▲ アッパーと底を隔てるコルクの層

▲ アッパーと底を隔てるコルクの層

革の素材自体にはわずかに通気性はあります。
でも、靴を作る時にボンドで接着して貼り合わせたりしたら通気性はなくなるはずです。
そして素材が持つ通気性とは、あくまでも「わずかに」です。
毛穴の大きい豚革なら話は判りますが、通気性と表現するのはちょっと無理があると思います。
本当の意味で通気性があると表現出来るのは目に見える大穴の開いた構造であるか、メッシュの靴とかであるとザックリご理解ください。
それでは何をもって「通気性」だと言うのでしょう?

答えは!
通気性=吸汗性能です。


底はコルクで隔てられ、底の水分をアッパーに上げない構造になっています。
キチンとした製法で作られた靴の中底にはショルダー革が使われています。
これは耐久性もあり、ちゃんと汗を吸ってくれます。

中底やライニングの吸汗性能こそが靴の快適さを決めます。

アッパーと底は独立した機能を持っているのでゴム底でも革底でも違いはありません。
この為、革底の滑り止めにハーフソールを貼っても通気性は全く変わりませんのでご安心下さい。

快適さはアッパーの中身、中底の良し悪しが決めると言う事です。

しかし、信じられない事に世の中に出回ってる靴はここを紙で作ってるモノも存在します。
汗を全く吸わないことはないですが、限界点が低くてすぐにボロボロになります。
ライニングも合皮やと全く汗を吸いません。

見えないから、皆さまが知らないから。
コストダウンはそんな場所でされています。
外見だけで判断出来ません。
もちろん値段でも判断出来ません。

「安いものには理由があり、高いものには嘘があります」

蒸れる靴は不快です。
それは通気性がないのではなく、そんな汗を吸わない素材で作られているからです。


◆次回も引き続き「通気性」「蒸れ」「ゴアテックスはホンマか?」の関連で書かせていただきます。お楽しみに!!
※12月27日掲載の Vol.8へ


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かわごし 靴と足の話 Vol.7 「かわごし 靴と足の話 Vol.7」
川越 一之 (かわごし かずゆき)

1969年8月1日京都生まれ、B型

ハーゲンダッツ京都河原町店の店長を突然辞め、北海道・タイ等を放浪・・・・・・・
タイではムエタイを修行。
身体のバランスを司る「親指の付け根」の重要性を知る。
タイ滞在中、偶然に出会った日本人の溶接職人の影響を受け『手に職』を強く意識することとなる。

■1996年10月、靴修理チェーン「クイックサービス」入社。枚方ビオルネ店勤務を経て独立。
■2001年9月1日『靴修理かわごし』を設立。
■2013年10月  牧野に移転オープン。
※現在は枚方市牧野で営業中。

特技:ムエタイ・コーヒー豆焙煎
趣味:アウトドア全般・料理全般・モノ作り全般

靴専門誌「LAST」11号「厳選・全国のシューケアショップ」特集  掲載
朝日新聞 2013年10月24日「靴修理の合間に絶品コーヒーを」掲載

K-CAT「お得でっせ」出演
毎日放送「ポテトなじかん」出演
関西テレビ「隣の人間国宝」出演・認定

その他メディア出演  FMひらかた・ぱどマガジンなど
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