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かわごし 靴と足の話 Vol.10

かわごし 靴と足の話 Vol.10

靴へのこだわりや選び方・足についてお話いたします
かわごし 靴と足の話 Vol.10 「かわごし 靴と足の話 Vol.10」

第10回【ファスナーについて】

皆さまごきげんよう。
本日は、前回に引き続きファスナー関連のお話です。

前回は、ファスナーの構造について勉強しました。
今回のお話で部品各部の名称などがわからない場合は前号を遡って、ご覧くださいね。

さて、ファスナーの不具合は修理の現場からみて、スライダー内部の摩耗がとても多いのです。
スライダーは消耗品ですので、思っているより簡単に交換ができます。

その次にファスナーテープの傷みでコイルや務歯が外れること(全交換が必要になるなど、致命傷になりやすい)
大きく二点ですね。

これらの不具合は構造を理解して使う時に気を付けていれば寿命は、はるかに延ばせます。

まず、ファスナーを開け閉めする時に負担を掛けないのが一番。
片方の手で横方向にしっかりと閉じながら上げ下げはゆっくりと確実に。
ぶらーんと開けっ放しでスライダーを上下すると結構な負担が掛かります。

脱ぎ履きする時も完全にファスナーを開けた状態で着脱した方がよいです。

中途半端なところまで下げて使う癖のある方は、その場所の務歯にとても負担が掛かります。
ナイロンファスナーのコイルは擦れやすくなり、金属ファスナーの務歯はポロっと抜け落ちたりしてしまいます。
ナイロンファスナーの場合は工業製品の限界なのか、外側にコイルを縫い付けてある縫い糸が出ています。
コイルが外れても縫い目を表に出さない手作業での特殊な縫い方(当店考案です 笑)をすれば部分修理ができます。
この方法なら壊れる原因を一つ減らしてることになるので同じ部分の破損の可能性はかなり低くなります。

しかし、金属ファスナーやビスロンなどの務歯が外れてしまった時は致命傷です。
今のところファスナーの全交換しか方法はありません。
どうぞ丁寧にお使いください。

コイルや務歯が外れるのはシワの山側の擦れも原因の一つです。
こちらはサイズが緩い場合に起こりやすい要因です。

たまに居られるんですが、動きが悪くなったからと言って、スライダーやファスナーテープにホームセンターなどで売ってる556などの潤滑油を塗ったりするのは絶対にやめましょう。
用途が違います(笑)
埃を噛みこんでしまい、余計に摩耗を早めます。

余談ですが、この潤滑油は鍵穴にも使えません。
こちらも同じ理由!埃を噛みこんでピンが内部で動かなくなったり、摩耗を早めたりします。
気をつけましょう!


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ちなみにファスナーテープやファスナーのお手入れにはファスナーメイトと言う潤滑剤、YKKの専用品があります。
一応、当店で取り扱ってますのでお問い合わせください!
と、軽く宣伝も入れたところでファスナーの話はオシマイです♪
◆次回は番外編として「コーヒー焙煎について」お楽しみに!!
※3月31日掲載予定


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川越 一之 (かわごし かずゆき)

1969年8月1日京都生まれ、B型

ハーゲンダッツ京都河原町店の店長を突然辞め、北海道・タイ等を放浪・・・・・・・
タイではムエタイを修行。
身体のバランスを司る「親指の付け根」の重要性を知る。
タイ滞在中、偶然に出会った日本人の溶接職人の影響を受け『手に職』を強く意識することとなる。

■1996年10月、靴修理チェーン「クイックサービス」入社。枚方ビオルネ店勤務を経て独立。
■2001年9月1日『靴修理かわごし』を設立。
■2013年10月  牧野に移転オープン。
※現在は枚方市牧野で営業中。

特技:ムエタイ・コーヒー豆焙煎
趣味:アウトドア全般・料理全般・モノ作り全般

靴専門誌「LAST」11号「厳選・全国のシューケアショップ」特集  掲載
朝日新聞 2013年10月24日「靴修理の合間に絶品コーヒーを」掲載

K-CAT「お得でっせ」出演
毎日放送「ポテトなじかん」出演
関西テレビ「隣の人間国宝」出演・認定

その他メディア出演  FMひらかた・ぱどマガジンなど
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